【目次】もくじ       




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【マイナー漫画】まいなあまんが
雑誌の発行部数が少ない、内容がサブカルチャー的であるなどの理由で読者人口の少ない漫画のこと。
多くは青年漫画。つまらない作品や【空気漫画】などもあるが、中には良作も存在する。

元々少数のマイナー漫画読者は、そのほとんどが「面白い」といった肯定的感想を
持っている者が多いため (つまらないと思う人は読まずにスルーする)、2chのスレでは
マターリ進行で、少年漫画板に見られる信者・アンチによる極端な論争は余り見られない。
マイナー作品は叩いても知ってる人が少ないので反応薄いためであろう。

マイナー漫画の特性からか、ファンの中には選民思想的・独占的な感情を抱き、
「こんな名作はみんなが読むべきだ!」と宣教師化・信者化する者がいる。
が、たいては何かを悟り、家で独りしょんぼりしたりする。

バトル漫画では、所謂メジャー系は数字などの直接的描写が多く解り易いため比較しやすいが、
マイナー系は概念的な事が多く、描写も必要以上にはしなかったり独特の描写方法であったりと、
人によって食い違う事が多々ある。そのためか最強系スレでは、しばしばメジャー漫画の信者と
論争を繰り広げる。また、批評スレなどでこの部類が話題になるときも大抵摩擦が生じる。読み手を
選ぶゆえのものなので当然の結果であり、ある意味最も扱いの難しいモノであろう。

関連 【アンチ】【信者】


【MIND ASSASSIN】まいんどあさしん
1994年特別増刊ジャンプスプリングスペシャル読み切り「MIND ASSASSIN-マインドアサシン-」掲載。
同年、週刊少年ジャンプ1994年32号読み切りを経て、
52号より、週刊少年ジャンプなどで1995年まで不定期掲載。
1〜3巻まで週刊ジャンプ掲載。〜5巻まで刊行。作者は かずはじめ。

ナチスドイツによって造られた、他人の記憶と精神を壊す超能力を持つ
人間兵器の子孫である医師・奥森かずいが主人公。
医師として患者のトラウマとなっている記憶を消し、MIND ASSASSINとして
そのようなトラウマを作った悪人の人格を破壊していくというストーリー。

ジャンプの読みきり大会(全7作品)のアンケートで1位を取りはじまった
期待どおり、そのままでは重苦しくなりがちな話を端正な絵柄などでうまく抑制し、
一話完結のテンポの良さも相まって2cn内外を問わず評価は高い。
しかし突然週刊での連載が中断され、増刊のフレッシュジャンプで連載を続けるなど、
編集とのトラブルが(幕張で、編集瓶子に襲われたとネタにされていたこともある)
噂される中、フェードアウト。
しかし、『現在休止中』とあり、作者の中では『ライフワーク』的存在なようだ。
http://www.venus.dti.ne.jp/~wisedog/mindassassin_no_yukue.html

作品には全体的に「静」の雰囲気が漂っており、
それが画質とマッチして独特の雰囲気を醸し出していた。
活躍の場があるうちに復活させて欲しいものだ。

関連 【かずはじめ】

【美味さの表現】おいしさのひょうげん
料理を題材としたグルメ漫画において、漫画家は本来絵では絶対に表現できない
「味」「美味さ」をいかに表現するかに腐心してきた。
その表現法は、大まかに言って「言語表現系」と「リアクション表現系」に分けられる。

言語表現系は、真摯に料理を考察する(間違いだらけなのも多いが)、青年誌系の雑誌に多い。
現実的な手法だが、結局作家のボキャブラリーによるところが大きく、しばしば表現が貧相になる。
「まったりと口の中でとろける」「外はかりっとしてるけど中はジューシー」などは、
漫画でも現実でも使い古された表現である。
【美味しんぼ】の伝説の迷言「ヒラメがしゃっきりぽんと舌の上で踊るわ!」のように、
上手く表現しようとするあまりわけがわからなくなることもある。
(「皮はシコシコ、おつゆがピュッ」という、卑猥な表現も忘れてはいけないだろう)
このタイプは、ある料理を中心とした人間ドラマであることが多い。

リアクション系は、少年誌の十八番である。
勿論言葉でも美味さを表すが、それより先に現実離れしたリアクションで、「凄まじい美味さ」を表現する。
羅列も面倒な程数多くあるが、有名なのは「Mr.味っ子」「中華一番!」の二つであろう。
前者は漫画版もさることながら、過剰演出の鬼こと今川監督によるアニメ版のイメージが強い。
味皇様の「うーまーいーぞー!」という一言は、その後の少年誌における料理漫画の
方向性を決定付けたといっても過言ではなく、料理で大阪城を壊す・水族館で泳ぐなど、
そのやりたい放題の姿は多くのちびっ子にトラウマを与えた。
後者も、中国4千年の歴史をいいことに蓮の葉に乗って試食人が解脱していったり、凄まじかった。
最近では、週刊少年サンデー連載【焼きたて!!ジャぱん】のように、
料理は放っておいてリアクションの方に重点を置く漫画も存在する。
こちらは、料理を題材にしたバトル漫画・あるいは審査員のリアクションを楽しむ漫画が多いようである。

なお、美味さの表現以前に、そもそも料理人がイッちゃっている、
【鉄鍋のジャン!】のような例も存在する。
グルメ漫画の奥は深い。

関連 【素材の味】

【科学考証】かがくこうしょう
現代を舞台にした漫画、あるいはSF要素(SF的ガジェット)を主体にした漫画で描写された
「行動」「現象」等に対して、それらの漫画を扱ったスレ内でしばしば行なわれる議論。

科学知識に詳しい者同士で考証が進むと、他の住人が話について行けず、置いていかれる事が多い。
そのため 「別スレでやれ」 とか 「SF板に行け」 など、荒れる原因にもなる様だ。
また、【空想科学読本】の影響からか、それまで考証していないにも拘らず、
「こんな事が科学的に出来る(起こる)わけねーだろ」と、否定的な意見を書き込み、
不毛な考証の流れを誘う「煽り」も時折現れたりもする。
そうした意見を書き込む者の多くは、正しい知識を持っていないようだが・・・

多くのスレでは、基本的に 「○○(作家の名前)だから・・・」 で結論付けられる事が多い。

ここで注意したいのが 「科学考証」 と 「SF考証」 は別物という点である。
(例:現代物の漫画で「魔法」が登場した場合、
   「魔法はエネルギー保存則に反しているため現実的にありえない」と考証するのが「科学考証」。
   「魔法は○○というメカニズムで○○の法則に従って生じる現象だ」と空想上の考証をするのが「SF考証」)

つまり、漫画は 「SF考証」 に留めておくべきであり、 「くだらない」 突っ込みは野暮であり、
現実世界に照らし合わせた際に生じる矛盾点を議論する際に、シャレが分からない人間・
理論を理解せず結論だけ聞きかじった人、などが参加すると場は泥沼になるだけなのである。

関連 【科学はどうでも良い。問題はパンツを脱がせられるかどうかだ】【角度とか】【空想科学読本】
    【だってKYOだから・・・】【だって知欠だから】【だってゆでだから・・・】【武器の誤用】【柳田理科雄】

【銃の誤用】じゅうのごよう
我が国は比較的安全であるためか、初歩的な銃・軍事に関する誤解は多く見うけられる。
・リロードもせずに軽く百発はぶっ放させる
・弾薬が尽きてもホールドオープンしない
・リボルバーなのに薬莢が排出される
・リボルバーにサイレンサーを装着させてしまう
・44マグナムで車を止める                

などなど、数え上げればキリがなく、ガンオタには初歩的なミスが指摘されることが多い。
最も、詳しく描き過ぎてもウンチク漫画になるためこうした突っ込みは本来無粋なのだが、
リアルを自称するような漫画では、できればこうした行為は慎んでもらいたいものである。

最後に、有名漫画【ゴルゴ13】の主人公が使用する長距離狙撃銃の問題を挙げ本項を終えよう。

ゴルゴの愛銃・M16というのは有効射程がおよそ300-400m程度。また、使用している
弾薬の特性から、弾道が風の影響を受けやすく、バレルの精度も当然ながら狙撃銃には
向かない。また、一撃必中が得意なゴルゴが、セミオートマチックの狙撃銃を使う意味も不明。
(一般に軍用ではない狙撃銃にはボルトアクション(単発)の銃が用いられることが多い)と多数…。

最も、ゴルゴがM16を使うようになったのは、色々誤解があってのことだそうな。
軍事板の噂話では、作者の さいとうたかを氏が、「最新の銃を教えてくれ」と
上田信氏に聴いたのだが、このとき狙撃銃という条件をつけなかったため、
当時新しい自動小銃であったM16を紹介した…ということらしい。

関連 【軍隊】【銃】1)

【武器の誤用】ぶきのごよう
そもそも漫画とは空想世界な訳であるから、
現実世界に無い使用方法だろうが理屈にかなっていなかろうが、
読者を「魅せる」事が出来ればそれでいいのである。

【ベルセルク】ガッツの大剣など、
冷静に見れば「ありえない」描写をいかにうまく魅せられるかは、
作者の力量が大きく問われるところであろう。

なお、普段から叩かれている漫画がリアリティを欠如した描き方をした場合、
待ってましたとばかりにボロクソに叩かれてしまう。
漫画家というのも難しいものである。
自業自得ともいうが。

参考スレ:漫画の間違った武器の使用方法を考察するスレ
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1065004752/l50

関連 【角度とか】【だってゆでだから・・・・】【科学考証】


【みどりのマキバオー】みどりのまきばおぉ
競馬を題材にした、つの丸の代表作(第42回小学館漫画賞受賞)。
週刊少年ジャンプ1994年50号〜1998年9号連載。全16巻。
1996年3月〜1997年7月にTVアニメ化・ゲーム化もされている。

みどり牧場で産まれたおおよそ馬には見えない白い珍獣うんたれ蔵(ミドリマキバオー)。
カスケードというライバルに出会い、チュウ兵衛、飯富昌虎、山本菅助と
いった人々に支えられ、また自分も周りの人々を支えながら、競走馬の道を歩み始める。

ギャグ的描写も多分にあり、馬が人間と会話できるという非現実的な設定の
極地にありながら、少年漫画の王道を行く熱い展開で漫画板のみならず、
競馬板の住人にも支持を受けている。

ただし有馬記念以降は架空のレースを走るようになってしまい、レースの展開も
それまでにあった競馬のロマンを感じさせる物ではなく評判がよろしくない。
連載も打ち切りを喰らい最終回は赤丸に別冊送りになったが、
その最終回自体の評判はよかったりする。因果なものである。

うんこ、ちんこが頻繁に出てきてお子さまには悪影響のある漫画のような
気もするが、小学館漫画賞を受賞。岡部騎手より祝福のメッセージまで届いた。

関連 【つの丸】

【宮下あきら】みやしたあきら
ジャンプ系漫画家の中では現在最古参の1人。
高橋よしひろのアシスタント経験がある(10月8日生まれ)。
週刊少年ジャンプ1979年17号読み切り「私立極道高校」でデビューし、
同作品で連載デビュー(79年21号より80年11号まで(単行本は1巻のみ刊行))。

他にも、「激!!極虎一家」「嗚呼!毘沙門高校」「ボギー THE GREAT」【魁!!男塾】
「瑪羅門の家族」「BAKUDAN」など、一貫して型破りな主人公・世間的な常識の打破・
硬派・根性・漢気といった、周囲の空気を一切読まぬ漢漫画を描き続ける。
(ジャンプ以外でも描いているが、どの作品も根幹は同じ)

一番のヒット作は『男塾』であり、バトル漫画の黄金パターンを展開、アニメ化もされるなど
大ヒットとなった。同作品はネタとしても宝庫であり、特に【民明書房】には騙された読者も多い。
また、作者自身も「私立極道高校」が実在の学校名や生徒名を使用し打ち切られたり、
師匠と慕う本宮ひろしから絶縁されたり(*)、「瑪羅門の家族」の単行本を神戸での
事件を起こした少年が所持していたりと、作品の外でも話題を提供した。

03年10月現在は、『魁!!男塾』の続編にあたる「暁!!男塾」をスーパージャンプで、
同作品から飛び出した【江田島平八】の生き様を描く、「天下無双 江田島平八列伝」を
オースーパージャンプで連載中。

*宮下は本宮の孫弟子、だが作風をあまりに崩しすぎたため、
「こんなの俺の弟子じゃねえ」とブチ切れられた・・・、らしい。

関連 【暁!!男塾】【魁!!男塾】【民明書房】



【未来警察ウラシマン】みらいけいさつうらしまん
企画原案/竜の子プロ
絵/明石のぼる(1,2巻)、乾はるか(3,4巻)
(1巻初版が1984年1月5日)

週刊少年チャンピオン連載。アニメ版の原作に思えるがそうではなく、
アニメと同時進行で今で言う【メディアミックス】みたいな状態で連載。
大まかな設定はアニメ同様で、タイムスリップ(ウラシマイフェクト)して
未来に飛ばされた主人公が悪の組織ネクライムと戦いつつ過去の自分を
探すと言うもの。アニメで没になった「悪のボス=未来の自分」が生きている。

しかしこのコミック版で特筆すべきは、1,2巻の劇画調シリアス路線が
3,4巻では描き手が変わってそれまでの話をほとんど無視したギャグ漫画に
なった事にある。絵も当時で言えば「JoJo」がいきなり「らんぽう」になったようなもの。
設定に至っては「主人公に超能力があるのか!?」が「普通に空を飛ぶ」に。
そのためか、懐かしアニメ板ではコミックの存在はなかった事になっている。

余談だが、その後どっちもエロ漫画家になった。

関連 


【民明書房】みんめいしょぼう
多くの純粋な少年達を騙した究極の悪の出版社。
社長は大河内民明。

【魁!!男塾】の中で、拳法や奥義をいかにも実在するが如きに解説した架空の書籍であり、
「まじかる☆タルるート君」を始め様々な漫画でも引用され、それがさらに混乱の元となった。

民明書房の嘘解説に騙された者は多かったのだが、連載が長期化
するにしたがいほとんどのスポーツ・文化の起源が中国となってしまい、
さすがに気付かれ始めてしまう。しかし、それを逆手に取り胡散臭さを
10倍(当社比)に高め、純粋にネタに昇華させることで乗り切った。
(これに登場した語り手は、どう見ても【宮下】の変装にしか見えなかった)

他に「太公望書林」「曙蓬莱新聞社」などが使われたが民明書房が断突に有名。
これは宮下の代名詞にもなり、同氏の他の作品にも頻繁に登場することとなった。
2chでは、肉の嘘知識とともにバイブルと化している。

関連 【暁!!男塾】【魁!!男塾】【宮下あきら】


【無限の住人】むげんのじゅうにん
通称むげにん。作者は沙村広明。
月刊アフタヌーンにて連載中(1993年8月号(四季賞受賞作(読みきり))、1994年2月号〜(本編))。
【黒鉄】の冬目景・ウエダハジメ・山田玲司とは多摩美術大学の先輩後輩の間柄。

内容は、不死となった主人公と仇討ちを狙う少女が織り成す劇画風時代劇。
独特の筆致と小粋な台詞回し、どこか間違った時代劇っぷりでいくらかの人気を博する。
…が、仇のはずの人物と何故か一緒に旅をはじめる少女、
作者のSM好きが高じて始まった所謂「主人公腑分け編」など ストーリーに
迷走が見られ始めたうえ、作者がゲームやアニメのエロ画像を書きまくっていることが判明し、
スレの住人からは「読切の方が面白いからギャグ漫画書け」「蒔絵たん萌え」「百淋はエロい」
「辰ボンは退廃的」 「3巻までは名作」「尸良(両刀使いの真性既知外でサディスト)再登場きぼん」と、
心底どうでもいい評価が下されるまでに至った。
また、パクリ四天王の一つ、悪魔狩りにパクられたことでも一部では有名。

関連 

【村枝賢一】むらえだけんいち
1967年9月5日生まれ。
吉田聡の元でアシスタントとしての経験を積んだのち、
1987年に少年サンデー11月増刊号「アーム・ア・チャンピオン」でデビュー。

週刊少年サンデーでは「光路郎」「俺達のフィールド」などの
人気作を連載し、サンデー中心作家の1人として活躍する。
だが、「かもしか」が不振のため打ち切られてからは小学館を出て、
講談社に活動の場を移すことに。現在はヤングマガジンUPPERSで「RED」、
月刊マガジンZで「仮面ライダーSPIRITS」を連載中。
両方とも連載されている雑誌の看板作品である。

その熱く感動的なストーリーに魅了されたファンは少なからずおり、
スレでは「村枝兄貴」の尊称で呼ばれている。 重度のライダーマニアでもあり、
仮面ライダーSPIRITSには氏のマニアならではの拘りが随所に見られる。
が、細かいところでの誤植や凡ミスも多く、しばしばスレで突っ込みを受けている。
また、男臭い漫画を描きながら女性にも受けがいい萌える女性を描ける貴重な漫画家とされている。
ちなみに奥さんは「な〜んとなくブーリン」を描いた森真理(もり・しんり)。

関連 【仮面ライダーSPIRITS】


【冥途の土産に教えてやろう】めいどのみやげにおしえてやろう
戦いの中、主に悪役のキャラクターが、
相手を瀕死にまで追い詰めた時に放つ決め台詞のひとつ。

相手の知らなかった重要な情報を、死の間際に教えるというもの。
その意図はさまざまだが、多くの場合この台詞を吐いた本人が冥途行きとなる。
逆上してパワーアップした相手による返り討ちなどを食らうからである。
“口は災いの元”を体現する好例と言えよう。

関連 【過去自慢】



【明稜帝 梧桐勢十郎】めいりょうていごとうせいじゅうろう
作者:かずはじめ。全10巻(全95話)
週刊少年ジャンプ1997年52号〜1999年52・53合併号連載。
1996年3・4合併号読み切り「外道」がベース。

明稜高校2年生徒の生徒会長・梧桐勢十郎は表向きは真面目で成績優秀だが、
しかし実際は超外道で、学園1の問題児であり、同時に明稜帝の称号を持つ。
ただ、表向き梧桐は外道だが実際は…、のキャラなため偽善臭が漂う。

良くも悪くも順調だったが、
後半で「問題発生→生徒会で解決」のマンネリで空気漫画となり打ち切られる。
2chでは「連載より読切(外道…短編集UNIFY収録)の方が面白かった」
ぐらいしか、話題にならない微妙な作品である。

関連 【かずはじめ】


【MAJOR】めじゃあ
1994年より週刊少年サンデーで連載中(1巻発売が95年1月18日)。
作:満田拓也。蔑称:駄MAJOR。第41回小学館漫画賞受賞。

主人公茂野(旧姓本田)吾郎の幼年時代からメジャーリーガーまでの成長を描く
壮大なストーリーの野球漫画。連載当初いきなりプロ野球選手の実父が死球を
受け死亡するなど波乱の出足であり、実父の再婚相手である幼稚園時代の
先生桃子は父の現役時代のエースと再婚、一見よく解らない家庭環境である。

現在(03年11月)のサンデー最長連載作品なだけありファンも少なくはなく、
2ch内で好評な章もあるが中退後再入学した弱小高編の評価は極めて低い。
主人公吾郎の自己中な電波っぷり、ストーリー展開の無限ループなどは
スレ住人からも叩かれている。高校を卒業した吾郎は、メジャーへ挑戦中。
すでに中学、名門高編とストーリーが被っていることなどが指摘されている。

関連 



【メディアミックス】めでぃあみっくす
初めに全体の展開を明確にしたうえで複数の媒体を連動させ、作品が
宣伝にもなり連鎖的に全体の興行収入を高める一つの戦略的手法のこと。
必ずしも複数の企業が絡む必要はない。

最初からアニメ・グッズ・おもちゃ・映画・ゲームなどへの多面的展開を企画し、
展開後それぞれを盛り上げ、さらにそれらの相互作用で企画全体を盛り上げることで
莫大な利益へ繋げようとするモノであり、漫画は主ではなく、あくまで部品の一部である。

当たれば利益は非常に大きい。もっとも、角川書店が一時期やたら乱発したが
ほとんど外れてしまったように、よっぽど気合を入れても当ることはごく稀である。
その希少な成功例には、【機動警察パトレイバー】【.hack】などがある。

関連 【アニメ化】【CDドラマ化】【タイアップ】



【萌え】もえ
読み方は「もえ」。非常に説明が難しいオタク用語。
自分が「萌え」たとき、この言葉を理解できる。

わりと適当に誤解を恐れずに言えば、
LoveではなくLikeといった感じだろうか。

何に「萌え」るかは人によって様々。
有名な対象の例としては「メガネっ娘」
「巫女」「メイド」「妹」「天然な性格」などがある。

2chでは作品・人物評価の一つに「萌え」が出てくることがあり、
比較的よく目にする言葉だが、その本来の意味は深い。
また、その語源は諸説様々で出典は定かではない。

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