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【タイアップ】たいあっぷ
人気漫画に便乗して売り上げや知名度を伸ばす商品戦略の一つ。

このメリットはタイアップを組む物同士で協力し合うため、そこから
相乗効果で売り上げや知名度を上げる事ができる所である。
アニメ化・グッズ化・おもちゃ化・映画化・ゲーム化など、漫画以外で
作品が取り上げられ収益を上げる事が多くあり、印税で数億稼いだ
作家が、更に巨額の富を得ることが出来るのだ。

「ばかばかしくて残業なんて出来ねえよ。サラリーマンは夢が無いなあ」
タイアップは漫画家全ての、一つの夢であろう。

しかし露骨なタイアップは漫画の世界観を破壊し、信者が離れて行く場合も
多々ある。タイアップとは相乗効果で売り上げや知名度を上げられる反面、
叩きの対象にもなりやすい、いわば諸刃の剣なのである。

関連 【アニメ化】【CDドラマ化】【メディアミックス】

【戦いはこれからだ!!】たたかいはこれからだ!!
消化できない伏線だろうが収拾のつかない展開だろうが
全て(漫画ごと)なかったことにする究極の奥義。
主にジャンプ作品(黒岩よしひろ辺り)に多用される。

もっとも有名なものはダイナミック・プロ関係(主に永井豪・【石川賢】)であり、
数多くの作品がそのまま闇に葬られた。
ただ、石川賢は自身の「戦いはこれからだ!」作品をまとめ、『虚無戦記』という
大風呂敷を広げまくった作品としているが、これも結局はいつも通りな結末を迎えた。

類義語として、『俺たちの戦いは今はじまったばかりだ』などがある

関連 【第1部完】【第○部完】

【第1部完】だいいちぶかん
主に打ち切りを喰らった作品がやること。

その殆どは再開されることはない。
悲哀を誘い、間違って偏愛してしまった純真な子供には報われぬ
期待をいつまでも持たせることになりトラウマを残すだけであるが、
極々々たまにそこから復活することもあるので注意が必要。
連載終了号のアンケートは要チェックや!

また、復活が折込済みでこれをやる漫画もあるが、そういった漫画は
空気や煽り文でだいたいわかる。とはいえ、ファンの心臓には悪い。

人気作では、過去に【スラムダンク】が連載終了時に使用したのみ。
また、それとは対照的に【車田正美】が最終ページ見開きを使い、2度に渡り
「未完」・「NEVER END」と 無念と未練に満ち溢れた言葉を残し、伝説を残した。

関連 【巻末コメント】【戦いはこれからだ!!】【第○部完】【ライジングインパクト復活事件】【○○編】

【第○部完】だい○ぶかん
主にジャンプの人気作が、作者の限界・人気の急降下などで
連載終了になった場合に使われる。

次の部が本当に連載されるのはJOJOぐらいのものであろう。
さようなら、さようならスラムダンク。

関連 【引き延ばし】【○○編】

【だってKYOだから】だってきょうだから
「SAMURAI DEEPER KYO」スレにおける決め台詞。

「SAMURAI DEEPER KYO」における全ての疑問に回答するために作られた言葉。
最初は狂(KYO)の理不尽な強さやありえない設定に対する答えとして使われていたが
そのうちにKYOスレにおけるあらゆる現象を全肯定する際に使われるようになった。

「だ っ て K Y O だ か ら」「だってKYO(略」「だって(略」「だ(略」「d」
といったバリエーションがある。

関連 【だって知欠だから】【だってゆでだから・・・・】

【だって夏だから】だってなつだから
7,8月にかけて、糞スレが乱発したり、荒らしが増えたり、
スレの消費スピードが光速と化すなどの現象を説明する時に使われる。

他の板でも同様の現象が見られるが、ここ少年漫画版では年齢層のせいか特に顕著である。
夏に起こる全ての理不尽な現象は、たいていこの一言で片付けられる。
秋になると潮が引くように一気に沈静化するのが特徴である。
類義語に【夏房】【黄金厨】などがある。

関連 【だってゆでだから・・・・】【夏休み】

【だって知欠だから】だってやぶきだから
黒猫スレにおいて、ブラックキャットの矛盾点を聞かれた時に出る言葉。

「だって作者が矢吹健太郎だから」という意味と、
「だって作者の知能が欠如しているから」の二つの意味合いを持つ。

銃弾を切ろうがレールガンをビームと勘違いしようが、
基本的にこの言葉だけで黒猫スレは落ちつく。

しかし、以前漫画の中で
「二人でババ抜きをしているのに双方のカードの枚数の和が偶数」
という明らかに知欠な内容が描かれた時は、この言葉も使えなかった。
ババ抜きになんねーだろ・・・・、それじゃ。

関連 【だって知欠だから】【だってゆでだから・・・・】

【だってゆでだから・・・・】だってゆでだから・・・・
『だって○○だから』の本家。

ゆでたまご の代表作「キン肉マン」において、
あまりにも設定の矛盾や科学的な間違いが多いために
「ゆでたまごの漫画なんだからしょうがない」、というニュアンスで使われる。
この一言が出るとそれ以上の突っ込みを入れるのは野暮というものである。

語源は同作品に登場するジェロニモによる、
「だってオラは人間だから・・・・」から。
これも、様々な場面で応用の効く名セリフである。

関連 【荒木物理学】【角度とか】【完璧物理学】【だってKYOだから】【だって知欠だから】【科学考証】【武器の誤用】

【WJ】だぶりゅうじぇい
(1)WEEKLY JUMPの略称、週刊少年ジャンプのこと
  主に週刊少年漫画板で使われる

(2)プロレス団体「ワールド・ジャパンプロレス」のこと
  コミックバンチをさらにしょっぱくしたような団体で
  専用スレはウオッチャーにより1日平均2スレを消費している(2003年10月現在)
  主にプロレス板で使われる

板によって意味が違うので注意が必要。
アニメ板では両方が使われていたりする。
WJの前後に「マグマ」「塩」「勘弁してください」「大森さん逃げて」
とあったらそれはプロレスの方なのでうかつにレスしないのが吉。

こういう感じ
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1060746000/731-733
プロレス板WJスレ関連サイト「マグマ」 
http://magma.s40.xrea.com/

関連 




【Dungeons & Dragons】だんじょんずあんどどらごんず
世界初のRPG。1970年代から90年代まで、アメリカを中心に世界的な大ヒットを記録した。
TRPGであり、乱暴に言えばボードゲーム。(映画「ET」の冒頭で、子供たちが遊んでいたゲームもこれ)

少年漫画誌でよく連載しているRPG風ファンタジー漫画も、ルーツをたどるとここにたどりつく。
(さらにルーツをたどると「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング)にまで到達するが、これは略)
ゲームの内容については、卓上ゲーム板向けなので、ここでは省略(長くなるし)。
2cnの漫画ヲタにとって、D&Dといえば【鈴木土下座衛門事件】
代表される版権絡みの騒動が重要なポイントになるだろう。

【BASTARD!!】関連以外にもテーブルトークのイベントで未訳モジュール(シナリオや世界設定)を
配布したら、当時の代理店だった新和に注意された・リプレイの同人誌にD&D特有の表現を入れたら
マジックで塗りつぶされた・コミケでD&D同人誌を売っているサークルが新和の社員に注意されたなど、
トラブルは絶えなかった。(コンプティーク誌のロードス島リプレイが、
D&Dからオリジナルルールに変更されたのも新和とのトラブルだったらしい)

とにかく、ファンタジー漫画を描く人にとってD&Dは鬼門中の鬼門だったのだ。もっとも、こうした
版権トラブルは代理店独自の判断ではなく、発売元のTSR社が版権管理に対し「ディズニー並に」
うるさかったからというのがここ数年の定説となっている。それはそれで迷惑だったが。

現在、TSR社はマジック・ザ・ギャザリングで知られるWotC社に吸収されゲームそのものも
絶版になってしまった。日本でも、新和からメディアワークスに国内版権が移るもこの一件が
原因なのか、尻切れトンボで絶版となる。だが、2002年末に大日本印刷+ホビージャパン
(マジック・ザ・ギャザリングの日本国内総販売元)から日本語版が無事新規発行された。

関連 【カードバトル物】【鈴木土下座衛門事件】


【蝶野攻爵】ちょうのこうしゃく
【武装錬金】に登場する中ボスキャラ。 ホムンクルスの創造主(マスター)。

最初は、病弱で自分の居場所を持たない可哀相なキャラという設定であったが、
人間型ホムンクルスとなった瞬間、黒ビキニ一丁の(ほぼ)全裸スタイルとなり 、
蝶々のマスクを股間から取り出して「パピ!ヨン!」の叫び声と共に装着。
銃弾を股間に受けて「カ・イ・カ・ン」とか、実弟を食って「んまぁ〜い」とかのたまう、
男爵様を超えたインパクトを持つ変態 of the 変態となってしまった。

練金スレにおいてはそのハジケっぷりが逆にウケたが、
昔のるろうにファンが見るのはオススメ出来ないかもしれない。

関連 【武装錬金】






【つきぬける】つきぬける
主に週刊少年ジャンプでの、打ち切りを示す。

もちろん元ネタは【キユ】先生がつくられた伝説、
【ロケットでつきぬけろ!】から。
「つきぬける」マンガはやはり空気で分かる・・・。

例:「バガンつきぬけた!」

関連 【ロケットでつきぬけろ!】

【つの丸】つのまる
1970年5月27日生まれ。
1991年少年ジャンプSpring Specialで「さる大使」「GOGOポチョムキン」でデビュー。
少年ジャンプ第2回準ギャグキング。(公式はこちら)
【みどりのマキバオー】で第42回小学館漫画賞受賞

ちんこ・鼻水当たり前で人を選ぶ絵柄だが熱心なファンも少なくない。
「モンモンモン」でWJ初連載。二作目「みどりのマキバオー」はアニメにもなったが、
その後【サバイビー】「重臣 猪狩虎次郎」で続けて打ち切りを喰らう。

『連続で短期打ち切りになった漫画家はもうジャンプで連載できない』という説を裏付けるかのように
2002年夏に格闘家デビュー。同年冬には長い間放置された本人のHPが2chに晒される始末。
もう彼の漫画を読む事もないと思われたが、2003年6月前触れもなく「ごっちゃんです!!」で復活。
2003年10月現在、アンケート結果はヤバーながらも一部で人気を得ているようだ。

関連 【ごっちゃんです!!】【5chお塩事件】【サバイビー】【みどりのマキバオー】

【ツバサ】つばさ
作者は 「CCさくら」 などで有名なCLAMP。2003年25号より週刊少年マガジンにて連載中。
様々な世界に飛び散ってしまったヒロインの『羽の形をした記憶』を捜し求めて
主人公・小狼(シャオラン)が仲間と共に次元を超え、冒険の旅に出るストーリー。

CLAMPは自己の作品群をリンクさせる事で有名であり、この【ツバサ】も例外ではない。
それに加え、この漫画の特筆すべきは、過去に発表した作品の
 「設定」 や 「キャラクター」 を再利用して 構成・進行している点である。
このため、一部のアンチからは 『リサイクル漫画』 や 『産業廃棄物処理場』 などと呼ばれたりもした。
ストーリーが、週刊ヤングマガジンで連載中の【XXXHOLIC(ホリック)】と同時進行しており、
モコナ・モドキという 生物を通して会話をする場面もある。

王道ともいえるストーリーで、ネームが多くて内容を理解しやすく、絵も小奇麗なのでCLAMPファンや
信者からの評価は高い。特に、今までの作品群のキャラが総出演しているのが受けているようである。
アンチスレでは逆に『キャラクター作りの手抜きでしかない』 『線が荒い』 『全体的に白い』 『あざとい』 
『マガジンで同人みたいな話を描くな』 『心理描写を長々と説明するな』などと叩かれ、果ては漫画の構成に関する
真面目な批評にまで発展した(そのため、おそらくアンチの方が【ツバサ】を詳しく読んでるはずである)。

関連 


【デコピン】でこぴん
ドラゴンボールなど、強さのインフレが起きた格闘漫画において、
力の差を示す手っ取り早い方法の一つ。
これを受けた者は吹き飛ぶor死ぬ、のどちらかが多い。

関連 

【デスマスク】ですますく
ジャンプ黄金期の人気漫画聖闘士星矢に登場する(設定上)強大な敵。
この名は、本来彼が守護する巨蟹宮に殺した人間の死に顔が浮かび上がっている
事からの二つ名であったはずだが、何時の間にか墓にまで刻まれ本名とかした。

初登場時こそは大物然とした美形悪役であったが、二回目の出番から突如ヘタレ
とかし、戦いのさなか自分の鎧にまで見放され、挙句の果てには「あじゃぱアーー!」
という素敵な悲鳴をあげるまでに転落、これ以上堕ちようもないと思われたが
次にでてきた時には主人公に一方的にぼこぼこにされた上、のりピー語を話し
かつての同僚に2対1で瞬殺される等、読者の想像の斜め上を行った。
その最大の悪業は、あまりのヘタレっぷりに全国の蟹座(キャンサー)の
少年を被差別民族とかしたこととされている。

思えば、必殺技の積死気冥界波は即死技なために物語的に使えないなど哀れな男であり
【レオパルドン】と並ぶヘタレ王だが、2chではデス様の愛称で親しまれるまでに地位は回復した。

関連 【聖闘士星矢】【レオパルドン】

【鉄鍋のジャン!】てつなべのじゃん!
西条真二作による料理漫画。
週刊少年チャンピオン連載(1994年〜2000年3月16日発売号)。全27巻

主人公秋山醤の、「勝つためには手段を選ばないという極悪な人間である」という設定が、
他の料理漫画との差別化を成功させ長期連載とそれなりのヒットを生み出す。
もっとも作品が終了した今となっては同様のキャラも増え、
単に口と態度、特に人相が悪いだけでそれほど特異なキャラではなくなってしまった気はする。

他にこの漫画の特徴は、女性キャラの不自然なまでの巨乳や(後のエイケンや
ジャンプに長期連載中の警察漫画に多大な影響を与えた…真偽不詳)、
バトル漫画と見まがうほどの料理シーンの迫力だろう。
また、連載が進むにつれ鮫、ミミズ、鳩の血、ダチョウ等、ゲテモノ趣味な食材が増え、
リアルでこってりした画風に読んだだけで食傷気味になった読者が多数。

単行本には連載時には描けなかった真の最終回が収録されると本誌で派手に
宣伝されたが、五番町睦十・秋山小次郎がゾンビサイボーグになって墓から
黄泉がえるというしょーもないものだった。

つっこみどころの多い作品だが、一番の衝撃は敵役大谷日堂の少年時代だろう。
どんな麗しい美少年も老醜には抗えないという厳しい現実をみせつけてくれた。
その意味で塔谷アキラと進藤ヒカルの30年後が楽しみな今日この頃である。

関連 【美味しさの表現】

【電撃大王】でんげきだいおう
角川系列の一つメディアワークスから発行の男性オタク向け漫画雑誌。
元々はPCゲーム雑誌「電撃王」の増刊号扱いとして1994年に創刊された。
初期は増刊号という事で発売は季刊間隔であったが、1997年から隔月刊化、
後に1999年に月刊化され今に至る。

【メディアミックス】の電撃大王」と呼ばれる程連載作品中のメディアミックス作品の割合が多く、
その割合は毎月大体4〜50%と一つの作品をテーマにした雑誌(ガンダムA・スーパーロボット
マガジン等)を除けば漫画雑誌としてはおそらく日本で一番であろう。
しかしオリジナル作品もそこそこあって良作もあり、アニメ化も果たした
「あずまんが大王」は大王オリジナルの作品である。

執筆陣は主に同人誌即売会の男性向けで活躍している人を当てる事が多く、
その上連載作品の傾向としてオタク受けの「萌え」を意識する絵柄の物が多い為に
「商業誌の皮を被った男性 向け同人誌」とよく揶揄される。

なお、締め切りにルーズな傾向のある即売会上がり作家の多い雑誌の常か、
毎号かなりの確率で連載人の誰かが落とす、 若しくはどうしようもない手抜き
原稿が掲載される事が多々ある所がこの雑誌最大の欠点とも言えるだろう。
あずまんが大王無き今、一般向けにも受けるような作品は少ないようだが、
これから新たに見つけられるのかどうかがマイナー誌から脱却への鍵になると思われる。

関連 【メディアミックス】

【天才】てんさい
1.【小林よしのり】が言うには2つ以上ヒット作を出した漫画家のこと

2.現実と漫画を分ける要素。少年漫画における努力の対立概念。

  スポーツ・格闘漫画等にはかかせない。
  才能あふれるライバルを主人公が努力で打ち倒す、という流れはジャンル問わず頻繁に
  用いられるが、実際は追い詰められた主人公が未知なる力(先天的要素が多い)に目覚めて…
  というパターンが多く、真に努力のみで這い上がるキャラというのはむしろ脇役に多い。

  しかし、近年では最初から圧倒的な才能を発揮して敵を叩きのめす主人公が増えてきており、
  概ねそのようなキャラ・漫画は【腐女子】に喜ばれ、そのことも相まって2chで叩かれる傾向にある。

関連 


【同人女】どうじんおんな
広義には出版社を通さずに自作の漫画を作る女性を、狭義には
その中でも【やおい】と呼ばれる既存の漫画のパロディホモ漫画を
描く女性・及びそのような同人誌を好む女性のことを示す。

しかし、近年のやおい人気の広がりを受け、現在では男性受けのしない
表面的な魅力しかない美形男性キャラを好む女性全般のことを示すようになった。
「自分は同人誌は読まないから同人女ではない」と思ったら大間違いである。

基本的に男性読者とは相容れない嗜好であり、彼女らの嗜好に
合わせた(と推測される)作品が徐々にジャンプやマガジンの連載に
増えていったため、それを不快に思う男性読者から眼の敵にされている。

また、己の趣味の世界に没頭して専用の板で騒いでいる分にはいいのだが、
彼女達はしばしばその他の板にも触手を伸ばし、男性のフリをして、
スレの流れと関係ない自分のキャラ萌え話、カップリング話などを延々と繰り広げる。

ゆえに被害を受けている板では蛇蝎のごとく嫌われている。
週刊少年漫画板はその筆頭。

関連 【アンソロジー】【家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!】【腐女子】【やおい】【やおい漫画】

【.hack//黄昏の腕輪伝説】どっとはっく//たそがれのうでわでんせつ
【メディアミックス】の数少ない成功例。とんでもなく多展開。
ライトエロゲー雑誌月刊コンプティーク202年2月号より連載中。
漫画版の原作:浜崎達也、漫画:依澄れい。

「ダーティ・ペア」「NOIR」の真下耕一が監督、
【機動警察パトレイバー】「平成ガメラ」の伊藤和典が脚本、
「不思議の海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行がキャラデザインを務めて、
各媒体に展開したメディアミックスプロジェクト。
ネットゲーム「The world」を舞台に、リアルとバーチャルが交錯するストーリーを描く。
評判はそこそこだが、露骨な金儲け狙いの商業戦略に、アンチも少なからずいる。

漫画版の位置付けは、アニメ版の後日談のゲーム(PS2で4本発売)の更に後日談。
シスコン兄貴とブラコン妹と変態と化したバルムンクを中心に、
他媒体とは全然違う萌え萌え〜な絵柄で、「ロリ.hack」の愛称で親しまれている。
基本はギャグだが、たまにシリアス。(この漫画を元にした)アニメ化もされた。

関連 【メディアミックス】


【ドラゴンボイス】どらごんぼいす
週刊少年マガジンで連載されていた(2001年1月〜2002年1月)芸能界漫画。
作者は西山優里子。全11巻。

声が爺さんみたいなせいで、歌いたいけど我慢してストリートでダンスに徹する主人公・凛は
BEATMENというボーカリストグループに出会い、芸能界へ歌で殴り込む物語。
「イッちまうぜ」、「たまらなくセクシー」などの台詞が2ちゃんねらーにウケて、
良質のギャグ漫画として愛された。その辺はジャンプのテニプリと張り合うものがある。
芸能界が舞台なのに歌バトルばかりしかやらなかったのが失敗だった、
少女漫画誌でやれば絶対大ヒットだったという声もあった。

余談だが、連載終了の少し前に同じ芸能界が舞台の伝説の漫画【BigStar大吉】の連載が始まった。

関連 【テニスの王子様】

【ドロヘドロ】どろへどろ
月刊IKKI01号(2000年11月31日)より連載中、作者は林田球(女性らしい)。
魔法使いの暮らす世界とドアによって繋げられ
住民が魔法の練習台にされたりとその影響を色濃く受ける世界、
通称「ホール」を舞台に、過去を失ったトカゲ男「カイマン」が
自らの正体と「口の中の男」の謎を追い求めるストーリー。

独特の画線で描かれるキャラ達は、所謂キモカッコヨサ
(カワユサ)を感じさせ、魅せる描写と全編に漂うユーモアから
味方・敵、全てと言って良い程人間臭さに満ちている。
それ故か、心臓を型どったマスクを着用する「心さん」と言った
敵側キャラの人気も高く、主役が殆ど印象に残らない回もしばしば。

味方・敵双方から解かれるカイマンの謎、それに関連すると
思われる組織「十字目」の存在・・・と書くとシリアス一辺倒
を想像しそうになるが、前述のキャラ達による過剰気味な
間劇を交えた話は、男女読者問わず概ね好評のようである。

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