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【やおい】やおい
男性同士の恋愛、果ては性交渉までをも妄想してそれを楽しむ女性の趣味のこと。
数字を当てて801とも。若年層の間では、更に変形して「やさい」と 呼ぶこともある。

その背徳性の為に世間一般に認知されがたいが、 それ故に没頭する者も数多く、
殆ど唯一これらの妄想が形を成す場である同人の世界では押すに押されぬ一大勢力である。
しかし、近年では一部の女性向ライトノベルや既存漫画タイトルの【アンソロジー】本など
商業ベースにおけるこうした層へのアプローチも見られ、
この倒錯的性嗜好は男性のそれも含め憂うべき日本の世相の反映であるのかもしれない。
題材となるのは漫画、アニメなどの美形キャラクターが主となるが、
現実の男性アイドルや歌手を対象とするものも決して少なくは無い。

語源は「ヤマなし、オチなし、イミなし」の頭文字をとったものであり、
この類の同人誌の殆どが文字通りつまらないものであった為に付いた名であると言われる。
恐らく某矢追純一氏とは何のかかわりもない。
なお、発信する側が自称する場合や、比較的に一般性の高い場では
その語感を考慮してか「ボーイズラブ」などと呼称されるが、その本質は何ら変わりない。

余談だが、いわゆるカップリングの際に使われる「○○×▲▲」という表記の「×」の部分に
海外では「/(スラッシュ)」が使用されるために、
現地ではこういった趣味の女性は「スラッシャー」と呼ばれるらしい。

関連 【アンソロジー】【同人女】【腐女子】【やおい漫画】

【やおい漫画】やおいまんが
1.作中でホモ、もしくはホモを思わせる描写があったり、
  作者がかつてやおいを描いていたことがあるようなマンガのことを揶揄して言うこと。
  例 「ホイッスル」「ゲットバッカーズ」

2.【腐女子】に人気がある作品のことをアンチが揶揄して言うこと。

関連 【アンソロジー】【同人女】【腐女子】【やおい】

【焼きたて!!ジャぱん】やきたて!!じゃぱん
週刊少年サンデー掲載。作者は橋口たかし。
短期集中デリシャス新連載(2001年47号〜51号)の後、
2002年4・5合併号より連載中。日本唯一のパン漫画。

主人公、東和馬は、6歳の頃に出会ったパン屋のおじさんの影響で、
「日本が世界に誇れる日本独自のパン」=「ジャぱん」を作ることを志す。
以来10年間、試作品は55号まで完成し、
意気揚々と大手パンチェーン「パンタジア」本店に採用試験を受けに行く。

もともとは5週限定の短期集中連載だったが、あまりの反響に正式連載が決定。
2ch内でも、キャラ萌えスレッドが乱立するほどの人気を得る。

また、初期はそれほどでもなかったのだが、回を重ねる毎にリアクションが激しくなり、
新人戦では審査員黒柳が美味さのあまり絶命するという、味皇様もビックリの事態まで起きた。
それらギャグの面白さは住人の喝采・賞賛を受けていたが、連載1年以降
ギャグの面白さは急降下。リアクションのインフレが続き、
そのリアクションもつまらないという最悪の状況に陥っている。

2003年10月現在では、本スレよりアンチスレのほうが伸びがよく、ここでは元信者達が
「いつからこんなになってしまったんだ」「最初は面白かったのに・・・」
「ピエロいらね」等、悲痛な叫びをあげている。
「ハッシーは編集冠の作画マシーンになってるだけ」「ネタは電波ベーカリー
コンサルタント内村浩一が作っている」等、橋口氏を擁護するレスもあったが、
同人雑誌「ぱふ」での冠、橋口両氏の共同インタビューで橋口自身が喜んで
今の内容を描いていることが判明した。

関連 【犯罪パン】【美味しさの表現】【○○の萌えパン】

【野球狂の詩 平成変】やきゅうきょうのうた へいせいへん
「野球狂の詩 平成編」を批判した名詞。
発祥はこのサイト
http://www.edit.ne.jp/~sophia/

1972年ー1978年までに連載されたプロ野球漫画「野球狂の詩」の続編。
野球狂の詩は、映画化・ドラマ化・アニメ化などされた水島新司の代表作。同じ年にドカベンが連載された。
プロ野球球団東京メッツを舞台に、53歳の老人投手岩田鉄五郎・18歳の女性投手水原勇気などのキャラクターが有名。
伝説の作品として、1978年に幕引きしたが・・・・・。(作者は水島新司)

1997年に突如「野球狂の詩 平成編」連載を開始。喜んだファンが多かったが・・
岩田鉄五郎が約80歳で現役投手兼監督、水原勇気が約40歳子持ちで現役投手兼コーチという設定にファンは激怒した。
連載時に生まれていないキャラクターの子供などが選手として出てくるので、
時代の流れに泣いた水島マニアがいたという証言もあり。
皮肉をこめて「平成変」と呼ばれるようになった。

関連 【ドカパロ】【老害】



【柳田理科雄】やなぎだりかお
暗黙の了解が支配する世界に敢然と立ち向かう、
無謀も少林寺三十六房もない科学界の漢(おとこ)。

著書【空想科学読本】シリーズ内でマジンガー、ヤマト、ガンダムをそれぞれジャパニウム、
波動エンジン、ミノフスキー粒子を抜きに語った、ある意味スクライダー。その他、計算間違いを
指摘されても無視・未来科学を現在の科学水準で考察・設定を捏造・原作を見ずに批判、
などなど、彼の反逆はとどまることを知らない。

その的外れな突っ込みから映画オタ・特オタ・アニオタ・理系オタを敵に回しているが
作品も科学も知らない一般市民には売れているので痛くも痒くもないらしい

余談だが氏の著書を受けて作られた、「こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』」(著者 山本弘)も
ファンにとっては納得のいかない、不満な出来だったりする。
20年もファンをやっていれば大抵の問題は議論され尽くしているのである。


以下は参考までに。

『別に信者じゃないが、理科雄の本当のコンセプトは、
「科学的に考えてありえないものを無理やり実現させてみる」だと思う。
しょっちゅう「科学的に正しい○○」とか言ってるが、それは建前(ある意味ネタ)で
ほんとに「物理学的・数学的に正しい」とは本人はこれっぽっちも思ってないような気がする。

結局、バカ話的に無理やり実現させてみてそれを笑うと言うのが、理科雄の狙いじゃないかなぁ。
空想科学大戦の特別編を今やってるけど、一番その色が強く出てると思う。

だから理科雄的には、山本弘の突っ込みなんかは「ネタにマジレスカコワルイ」なんじゃないかと。
ただコンセプト的に、おおっぴらに「ネタなんです」とは言えないし。
計算間違いとか設定の捏造とか原作を見てないとかは言い訳できねーけどな。』

『それはある。たしかにある。
マンガ・特撮・映画等のネタを、無理矢理にでも笑いの方向に持っていくのが理科雄。
真面目に科学的に考察して論文みたいなの書いても売れるわけがない。

少なくとも、理科雄の言う「科学的に正しい」とは、「物理学的・数学的に正しい」と
異なるのは確かで、本人もそれを自覚して書いてる可能性が高い。
笑いを取るために、もっと言えば本を売るためにな。

売るための知恵でありユーモアの一種だと解釈するのも、
「科学的」と嘘八百を並べ立て愚衆をだまして売りつけていると解釈するのも、
人それぞれだわな。』

関連 【空想科学読本】【科学考証】【武器の誤用】

【山田吾郎】やまだごろう
【UltraRed】の登場人物の1人。
本名は火月礼央。蛇蠍拳という拳法の使い手。

実は女だが、「男じゃなくても世界最強になれる」と証明するために
偽名を使い男装してトーナメントに参加。そのことが漫画で明かされる
前からスレ内では他のトーナメント参加者と違った露出の少ない服装と、
男を蔑視するような発言から「山田は実は女ではないか」という説があった。

いわゆる「男装の麗人」タイプとは違い適度に実在しそうな容姿がスレ内の萌えを
刺激したらしく、本当に女であることがわかった時ははウル赤スレは祭りに突入。
ウル赤お絵かき掲示板はほとんど山田の絵で埋め尽くされ、萌えスレも立った。
ヤムチャばかりが登場する同漫画において貴重な女の萌えキャラの1人。

ちなみに、本名が明かされた後でも漫画本編・スレ内問わず
「山田」と呼ばれることがほとんどである。

関連 【UltraRed】

【山田風太郎】やまだふうたろう
甲賀忍法帖を始めとする忍法帖シリーズ、魔界転生等の数々の個性的な著作で知られる小説家。
その皮肉と独特の奇想天外な発想、圧倒的な構成力に引かれたファンは2chにも多い。
第2回探偵作家クラブ賞(日本推理作家協会賞の前身)短編賞・
第45回菊池寛賞・第4回日本ミステリー文学大賞受賞。

魔界転生、柳生十兵衛死す等の伝奇時代劇は何度か漫画化されており、
現在(03年10月)は忍法帖シリーズ第一作「甲賀忍法帖(1959年発刊)」が
浅田寅ヲ氏の手で「甲賀忍法帳・改」とタイトルを変えエース特濃で、
せがわまさき氏の手で【バジリスク〜甲賀忍法帖〜】というタイトルで
ヤングマガジンアッパーズでそれぞれ連載中。

特にバジリスクは原作を忠実に再現したせがわ氏の高い画力と展開の上手さによって2chでも
評価は高い。忍法帖シリーズは現在の「異能力者同士の戦闘物」、いわゆる能力バトル物の元祖と
される作品であり、荒木飛呂彦・石川賢・横山光輝等に強い影響を与えたとする向きもある。

40年以上も前に「能力の凄さよりそれをどうやって使うかで勝負が決まる」「あえて最強の能力者が
その能力を全て発揮出来ないようにすることによって話の崩壊を防ぎ、ストーリーに緊迫感を与える」
等の能力物の1つの答えを既に出しており、現在の能力バトル漫画の礎を築いたと言える。
荒木信者は「ジョジョこそ能力者同士の対決物の元祖」といきまくが、
元祖は(少なくとも)この山田風太郎まで遡れるのである(漫画じゃないけど)。

2001年7月28日、永眠。享年79歳。
奇しくも、7月28日は氏が尊敬してやまぬ乱歩(1965年没)の命日であった。

関連 【能力バトル】【バジリスク〜甲賀忍法帖〜】

【ヤムチャ】やむちゃ
【ドラゴンボール】に登場したキャラクター。

作中の強さのインフレについていけず、中盤以降
実力的にも精神的にも完全に戦線離脱状態となる。
そこから転じ、初登場では主人公を苦戦させたが、徐々にヘタレ
ていき最終的に見向きもされなくなったキャラの総称になった。
(混同されやすいが最初から実力差がある場合や、【かませ犬】等とは別物)

それらキャラのその後は【解説役】になれればいい方で、
「な、なんてパワーだ」「次元が違いすぎる」など主人公たちを引き立てるためだけの
凡人代表のようなセリフを繰り返すだけ、いわゆる【驚き役】に成り下がる場合も多い。

ヤムチャ自身は愛すべき行動の数々から一部に熱狂的なファンを獲得するまでに
至ったが、2chでは「○○は所詮ヤムチャ」、などと悪口として使われる場合もある。

関連 【驚き役】【解説役】【かませ犬】【デスマスク】【ドラゴンボール】【ヤムチャ基礎講座】【レオパルドン】

【ヤムチャ基礎講座】やむちゃきそこうざ
荒野の盗賊として登場、
狼牙風々拳を武器に悟空と互角の戦いを演じる。
その後、ブルマと付き合い始める。

最初の天下一武道会に出場。
1回戦でジャッキ−・チェンの素振りで場外負けを喫する。
このあたりからヤムチャの人生は没落し始める。
悟空に誘われ、うらないばばの所で闘うも
ミイラ君に完敗する。

2回目の天下一武道会に出場。
1回戦で天津飯と対決。
かめはめ波を覚え意気揚揚のヤムチャだったが、
あっさり弾き返され天津飯に足の骨を折られる。

3回目の天下一武道会。
「足元がお留守です」と晴れの舞台で稽古をつけられる。
必殺技「操気弾」をシェンにヒットさせるも、
隙をつかれ一撃で敗れる。

そして、サイヤ人が襲来する。
神様の下で修行したヤムチャだったが、
最初こそかめはめ波をサイバイマンにヒットさせるも
サイバイマンの自爆を受け、あえなく死亡。

その後、神龍のおかげで生き返るがヤムチャが一線に復帰することはなく、
とどめにブルマをベジータに取られ、彼の物語は終わった。

関連 【ヤムチャ】




【ゆうきまさみ】ゆうきまさみ
1957年12月19日生まれ。
あだち充・高橋留美子と並んで、80年代サンデーの黄金期を支えた作家の一人。
【エリア88】の作者:新谷かおる のアシスタント経験がある。
1980年月刊OUT4号「ざ・ライバル」でデビュー。

代表作に、
【究極超人あ〜る】第19回星雲賞コミック部門受賞
【機動警察パトレイバー】第36回小学館漫画賞受賞
他に【じゃじゃ馬グルーミン☆UP!】など。
また、パトレイバーは【メディアミックス】戦略で大成功した数少ない例の一つでもある。

デフォルメの効いたライトタッチの画風に独特のギャグ、そしてどこかシニカルな人物描写などで
サンデーの看板作家の一人だったが「パンゲアの娘KUNIE」が不人気による打ち切りを喰らう。
03年10月現在、あ〜る連載のため中断された「鉄腕バーディ」を週刊ヤングサンデー2002年4・5合併号から
リメイク新連載として連載中だが、『もう「終わっちゃった」漫画家のイメージが拭えない』との声も聞こえる。
果たして、バーディは過去の作品を越えられるのであろうか。

関連 【サンデー黄金期】【機動警察パトレイバー】【究極超人あ〜る】


 

【You still have lots more to work on…】ゆうすてぃる…
2003年週刊少年ジャンプ39号のテニスの王子様で敵の攻撃(ボールを膝に集中して叩き込まれる)を
受けてピンチになった主人公・越前リョーマが次の場面で突然煙を上げて気を放ちながら
地面を抉る程の勢いでボールを打ち返し、瞳が白くなった状態で発した言葉。

彼の口癖である「まだまだだね」を英語に訳すとこうなるらしい。
このあまりにも突き抜けた描写に(まあ以前からこの漫画はこんなのばっかだったのだが)
「リョーマが超サイヤ人になった!」とテニスの王子様関連のスレは祭りに突入。
改めて、この漫画がスポーツ漫画の皮をかぶったギャグ漫画であることを証明した。
作者自身はギャグで描いているつもりがないらしいが。

関連 【たしけ】【テニスの王子様】【爬虫類】【ペニプリ】




【4コママンガ劇場】よんこままんがげきじょう
エニックスが1990年から刊行しているゲームのパロディ4コマ漫画。

「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場」がオリジナルで、このドラクエ4コマシリーズは
後の少年ガンガン黄金期と相まって一冊あたり100万部近い売り上げを記録していた。
投稿からの新人採用などもあり、これをきっかけにプロデビューした作家も多い。
( 夜麻みゆき・よしむらなつき・浅野りん・内田じゅんた(ナイダウル内田)・
【柴田亜美】・衛藤ヒロユキ・西川秀明・新山たかし・山崎渉、等など)

ドラクエ4コマの人気に乗じてスーパーマリオ・ファイヤーエムブレムなど、
任天堂を始めとする他社の版権ものにも手を出し始めたため
「4コママンガ劇場」はドラクエの枠を越え、1つのブランドとなった。

現在(03年11月)はエロゲやヲタゲの4コマがラインナップの中心となり、
版権問題がクリアな同人誌化して存続している。

関連 【柴田亜美】


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